京都競馬場(京都市伏見区葭島渡場島町)で4月30日、「第155回天皇賞・春」が行われ、武豊騎手騎乗のキタサンブラックが優勝した。
天皇賞は1937(昭和12)年から行われており、日本の競馬界では最も長い歴史を持つレース。春は京都競馬場で行われ、秋は東京競馬場で行われる。これまでシンボリルドルフやメジロマックイーン、ディープインパクトなど数々の名馬が、このレースを制覇してきた。
今年は戦前から、昨年の天皇賞・春の優勝馬で2016年の年度代表馬のキタサンブラックと、昨年末の有馬記念で同馬に勝って優勝したサトノダイヤモンドの一騎打ちとして注目を集め、大きな話題になった。
レースは先行して4コーナーから抜け出したキタサンブラックが、直線でも他馬を寄せ付けずに押し切り、同じく武豊騎手が騎乗したディープインパクトが記録した日本レコードを上回る3分12秒5のタイムで優勝した。キタサンブラックは、史上4頭目となる天皇賞・春連覇を達成した。
レース後の表彰式では、同馬のオーナーの北島三郎さんが、祝福するファンの声援に笑顔で応えるシーンも見受けられた。
武豊騎手は同レースで8勝目となり、自ら保持する同一G1レース最多勝を更新した。