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伏見・深草で里山の緑と神社の再生へ地域連携 冊子「10年の軌跡」も作成

大岩神社で記念撮影する参加者

大岩神社で記念撮影する参加者

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 京都市伏見区の大岩神社(京都府京都市伏見区深草向ケ原町)で3月25日、「深草のみどりの保全整備から再生へ」をテーマにした活動イベント「深まるねっと」が行われた。主催は伏見区役所深草支所。

冊子「深草の里山 大岩山 10年の軌跡」

 「深まるねっと」は、深草の「まち」全体を対象に「住みたい、住み続けたい」と思えるまちづくりの実現を目指すために同支所が立ち上げた「出会いと学びの場」。参加者全員で作成した未来の深草ビジョンマップ「2030 FUKAKUSA」をもとに、自分たちの手でまちづくりを形にしてく活動を行っている。4月で3年目を迎える。

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 今年度はこれまで「深草のみどりの保全整備から再生へ」をテーマに、前期は地域の人の話を聞くなど、大岩山周辺の歴史的経緯など学んだ。後期には大岩山にある大岩神社周辺の「倒木撤去」「雑木伐採」「水路の堆積土砂撤去」などの整備・再生活動を行ってきた。

 深まるねっとメンバーの杉田鈴子さんは「かつて深草は『ウズラの里』と呼ばれるなど、緑豊かな里山だった。しかし昭和30年代ころから、大岩地区の名神高速道路沿いに、産業廃棄物処理業者による違法な開発や不法投棄も増加するなど、見るも無残な姿に変わってしまった。大岩神社のある大岩山もゴミの山になってしまい、長らく人の手が入らない山は倒木が増えるなど、荒れ果てていた」と話す。

 「地域の大きな問題になっていた不法投棄問題への対応として、2007年から住民が中心となってゴミ回収活動をスタート。2008年には『住民』『農協』『行政』『大学』『高校』『警察』『NPO法人』などが参加した『ゴミ一掃作戦』を実施し、約115トンを回収して大きな弾みとなった。その後も地道な活動を行って、現在の活動に繋げてきた」とも。

 この日は、住民や学生、区の職員、観光で京都に来たというドイツ人女性など25人が参加して、主に本殿と社務所周辺を整備した後、活動をまとめた冊子「10年の軌跡」が配られた。

 杉田さんは「大岩神社には日本画家の堂本印象がデザイン・奉納したユニークな鳥居があるので、ぜひ見てほしい。今後も継続して活動していくことで、豊かな深草の自然を取り戻したい。来年度も再生活動イベントを行うので、ぜひ参加していただけたら」と呼び掛ける。

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