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京都・醍醐寺で小学生28人を「観光大使」に認定 観光案内などで活躍

醍醐寺観光大使認定式で代表挨拶する女子児童

醍醐寺観光大使認定式で代表挨拶する女子児童

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 世界遺産の醍醐寺(京都市伏見区醍醐東大路町)で2月26日、「醍醐寺観光大使」の認定式が行われた。主催は「醍醐寺」と「まなあそび」。

記念撮影する醍醐寺観光大使の子どもと関係者

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 「まなあそび」は小学校教諭の大松有香さんが「子どもたちに学校以外で遊んで学べる経験の場」「当たり前のことをきちんとできる道徳心を養う」などを目的として立ち上げたスクールイベント。「まなあそび」の趣旨に賛同した醍醐寺が全面的にバックアップしており、年間13回のイベントを開催している。醍醐寺での「観光大使認定式」は2回目。

 プログラムは「醍醐寺・観光大使(ガイド編)」「京の匠編」「京の味編」などがあり、5回以上(ガイド編は必ず1回参加)参加すると認定証がもらえる。観光大使になった子どもたちは、認定証を見せると20歳まで無料で醍醐寺に入れる。

 この日の認定式は同寺・三宝院本堂(重要文化財)で28人が参加して行われた。まず、参加者全員で読経を行った後、総務部長の仲田順英さんが「観光大使認定おめでとうございます。勉学は個人差が出るが、優しい言葉遣いは誰にでもできること。優しい言葉を使うと態度も優しくなる。そういう優しい心を持った人になってください。認定証をもらうことは終わりではなく、新しい始まりです。」と祝いの言葉を贈った。その後、28人が順番に認定証を授与された。

 認定式の後、森本智早さん(小学6年生)と國枝遥香さん(小学4年生)が参加者を代表して挨拶し、全員で記念撮影して式は終了した。

 ボランティアスタッフの吉良由美子さんは「大勢の子どもたちがいろいろな体験を通して学ぶ中で、成長する姿を見られたのはうれしい。最初は人前で話をするのを恥ずかしがっていた子が、今では平気で発表するなど、自信をつけた子が多い」と振り返った。

 大松さんは「醍醐寺で教わった『心の大切さ』を忘れずにいて欲しい。京都に住んでいても知らないことが多い。このような場を通して歴史や文化を体験して学ぶことで、もっと京都を好きなってくれたらうれしい。今後もこのイベントを継続的に行うことで、地域愛を育んでいけたら」と意気込む。

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