京都府宇治市が舞台のアニメ「響け!ユーフォニアム2」と京阪電車のコラボレーションキャンペーン(1月21日~5月21日)が1月21日、伏見区の中書島駅や宇治駅などで始まり、各駅ではファンがカメラを手に、等身大パネルを撮影する姿が見かけられた。
「響け!ユーフォニアム2」は、架空の高校に在籍する吹奏楽部員たちの青春を綴った「響け!ユーフォニアム」の第2期作品で、宇治市が舞台となっている。これまでの作品は2016年には映画化されるなど根強い人気を持つ作品。作品内では京阪宇治線の電車や駅が登場し、宇治市内の風景などが忠実に描かれていることから、2015年、2016年にも宇治市と連携しコラボキャンペーンを実施してきた経緯がある。
過去のイベントの反響について「2016年のキャンペーンでは、スタンプラリーや1日限定のイベント(コンサート・探訪ウォーク)、大津線でのラッピング車両展示イベントを実施した。スタンプラリーは6000人以上が、1日限定イベントには約2,500人が参加するなど、期間を通して好評だった」と京阪電車広報部の片岡大佑さん。
今回のキャンペーンでは、 「中書島駅:全員集合(私服バージョン)」「六地蔵駅:全員集合(制服バージョン)」「黄檗(おうばく)駅:川島緑輝・加藤葉月」「宇治駅:黄前久美子・高坂麗奈」への等身大パネルの設置や、作品と公式に連動しており、舞台に到着すると、アニメ画像を見ながら同じ構図で写真撮影スマートフォンアプリ「舞台めぐり」を利用したデジタルスタンプラリーの開催などを行う。
その他、期間で絵柄が異なる特製クリアファイルがもらえる!『宇治・伏見1dayチケット』の発売を行い、4月8日には、宇治市文化センターで宇治エリアを中心とした中学・高校の吹奏楽部による演奏(コンサートステージ、マーチングステージなど)や「響け!ユーフォニアム2」原作者の武田綾乃さんをゲストに迎えてのトークショーを開催する。
この日は各駅に多くのファンが訪れていた。六地蔵駅の係員は「始発前から駅の改札前にファンが並ぶなど、待ちわびたファンの方がおられた」と話す。
宇治駅でパネルを撮影していた長岡京市から来たという兄弟は「初回に続いて今回もやってきた。前回との違いは、デジタルスタンプラリーが始まってキャラクターと一緒に名シーンの場所で写真が撮れたりすること。アニメのシーンを思い出しながら写真撮れるのは嬉しい」と笑顔で話す。
片岡さんは「当企画とともに、魅力がたくさん詰まった宇治観光もお楽しみいただきたい。アニメとともに京阪電車の宇治線にも愛着を持って頂き、当企画終了後もリピーターとして再びお越し頂ければ」と呼びかける。