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京都・長岡京で周遊観光事業始まる オンラインゲーム「イングレス」バスも運行

大阪梅田~長岡京間で運行されるINGRESS(イングレス)バス

大阪梅田~長岡京間で運行されるINGRESS(イングレス)バス

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 京都・長岡京市の観光地をレンタサイクルや周遊バスで巡る「長岡周遊観光事業」が11月1日、スタートした。主催は長岡京市・商工観光課。WILLERツーリズム&コンサルティングが企画・運営をしている。

光明寺の紅葉

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 長岡京市は「長岡天幡宮」「光明寺」「勝竜寺城」など観光資源は多いが、点在しているためこれまで周遊するのが難しく、観光客は滞在時間が短いという問題を抱えていた。その状況を改善するため、数年前から体験ツアーを企画するなど「周遊化プロジェクト」を促進、政府が進める地方創生の国家交付金を活用して、今回の事業化を実現した。

 周遊観光事業ではレンタサイクルや周遊バスで観光地を巡り、楊谷寺(ようこくじ)で開催される「手づくりアロマミスト」「手づくり押し花朱印帳」などの体験教室や、紅葉シーズンに合わせて行われる各種イベントを楽しめる。

 「周遊観光事業webサイト」で事前登録しておくと電子クーポンを利用でき、寺院や飲食店などでの割引サービスも受けられる。12月からは市内にあるサントリーのビール工場見学や商品購入などのサービスも始まる予定だ。

 11月5日からは、オンラインゲーム「INGRESS(イングレス)」バスがWBT大阪梅田~阪急京都線・西山天王山駅間を運行。ゲームのミッションを達成すると先着でオリジナルプレゼントがもらえるようにするなど、新しいターゲット層に長岡京市をPRする企画も進める。

 楊谷寺では11月12日・13日に「アロマ体験教室」が行われる。同寺は806年に建立され、天皇家や淀殿ゆかりの寺としても知られる。アロマミスト作りに使用される湧き水は、弘法大師・空海が発見したとされる霊水を使う。11月26日・27日には同寺の名物のモミジの葉を使った「押し花朱印帳手づくり教室」も開催される。

 長岡京市・商工観光課 主幹の八島杜申子(ともこ)さんは「長岡京市は秋の紅葉も魅力。JR東海の『そうだ京都、行こう』キャンペーンでも使われた光明寺をはじめ、長岡天満宮、善峯寺(よしみねでら)など見所も多い。京都市内に比べて落ち着いた環境で紅葉を楽しめる。この春にはゲストイン(簡易宿泊施設)もオープンしたので、お手頃価格で宿泊もできる。ぜひ長岡京の秋を満喫してほしい」と話す。

 周遊バスは11月12日~12月4日の期間、毎週土曜・日曜に運行し、西山天王山駅・楊谷寺・光明寺を回る。乗車無料。

 レンタサイクルは西山天王山駅で借りられる。料金は1日あたり電動自転車=1,000円、通常自転車=500円。貸し出し時間は9時~16時。期間は11月1日~2017年3月31日。ウェブサイトで前日16時まで予約できる。

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