京都府長岡京市のバンビオ一番館(京都府長岡京市神足)3階メインホールで10月29日、「30歳の成人式 in 長岡京」が開催された。
同イベントは、30歳という新たなステージを祝うとともに、20歳の成人式から10年の歳月を振り返り、交流を図るコンセプトで初めて開かれた。
当日は約100人の新30歳が参加。地元出身者だけでなく仕事で地方から長岡京市に居住している人や、同じ関西のさまざまな町から同市に通勤している人なども来場した。
主催した長岡京市女性の会の秦陽子(はたようこ)さんは、「イクメン」支援、婚活支援など女性の視点で市を活性化するさまざまな活動を約100人の仲間と共に行っている。「「市の未来を担う、人生の大きな分岐にある人たちの交流の場やきっかけをつくりたい」と同イベントを企画した。
実行委員長で自身も30歳を迎える村上直之(ただし)さんは、「自分自信と長岡京市の再発見の機会になれば」と参加したという。
市内で生まれ育ったという参加者の男性は、「住みやすくいい街であることを再発見し、それを発信する年齢になったと自覚している。長岡京市に住む仲間がもっと増えればいいと思った」と話す。
仕事で長岡京市に通勤している女性は、20歳から30歳の10年間を自己採点して75点を付けた。「成人から10年、良いことも悪いこともあったが、今の仕事に就く時間、就いてからの時間と、よく頑張った10年だとも思う。今後の自分も楽しみ」と笑顔を見せる。
秦さんは「30歳という節目に、あらためて自分自身や住んでいる町のことを見直せる機会になっていたらうれしい。今後も継続していく流れをつくっていきたい」と話す。