伏見の世界遺産「醍醐寺」(伏見区醍醐東大路町)で2月23日、巨大な大鏡餅を持ち上げる恒例の「餅上げ」が行われた。
餅上げは、毎年2月23日に醍醐寺で「五大力さん」として親しまれている五大力尊仁王会の中の行事。女性は90キロ、男性は150キロの大鏡餅を持ち上げ、その時間を競い合う。
女性の部の出場者は16人。挑戦者が10人を超えた時点では誰も上げることができず記録無し。ようやく12人目で1秒が記録された。このまま終わってしまうのかと思われた15人目に前年準優勝の川辺マキさんが登場。持ち上げている時間がアナウンスされる度に場内からは拍手が起き声援が飛んだ。結果は記録5分48秒で完勝。優勝した川辺さんは終了後、その場に横たわり、しばらく起き上がれないほどで、その健闘ぶりに場内から大きな歓声とともに拍手が寄せられた。
男性の部は山腰祐司さんが4分25秒で優勝。優勝の2人には大鏡餅の一部が優勝賞品として贈られた。
■醍醐寺住所
京都市伏見区醍醐東大路町22 総本山 醍醐寺