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伏見・御香宮神社で「神幸祭」 獅々若や花傘、みこし巡幸も

昨年のみこし巡幸の様子

昨年のみこし巡幸の様子

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 京都・伏見の御香宮神社(伏見区御香宮門前町)の神幸祭が10月1日~9日、行われる。

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 御香宮神社は、平安時代の862年に境内から香の良い水が湧き出たことから清和天皇により「御香宮(ごこうぐう)」と名付けられた。豊臣秀吉の伏見城築城の際には、城中に鬼門よけの神として勧請(かんじょう)され移動。後に徳川家康によって1605年に元の場所に戻されるなど、時の権力者とも密接な関係を持ってきた。現代でも、伏見九郷の総鎮守として多くの信仰を集める。

 神幸祭は「伏見祭」「花傘祭(はながさまつり)」ともいわれる地域最大の祭りで、今年は10月1日~9日、「ちびっ子相撲大会」「花傘総参宮」「獅々若」「みこし巡幸」などの行事が行われる。

 中でも最終日に行われる「みこし巡幸」「獅々若」は江戸時代から続く行事で、町中を練り歩く伏見の名物となっている。50年ほど前までは1基のみこしで巡幸していたが、あまりの重さに担げなくなり3基になったという。その旧みこしは徳川家康の孫娘で豊臣秀頼の正室になった千姫の初誕生祝いに奉納されたもので、神幸祭の期間のみ特別公開される。
 獅々若は雌雄の対の獅子をかぶって町を走り回る。雄は61kg、雌は63kgの重量がある。

 神幸祭のスケジュールはホームページで確認できる。

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