京都・長岡天満宮で8月25日、毎年恒例の夏祭りが開催された。
境内には金魚すくいや、かき氷をはじめとした遊び、飲食屋台が所狭しと立ち並び、広い同宮が狭く感じるほど。ステージで催しが始まる18時過ぎにはすでに多くの人でにぎわっていた。
ステージ付近ではうちわ片手の観客が多く、子どもたちによる和太鼓の演奏などには大きな拍手が送られ、盛り上がっていた。
屋台が立ち並ぶ場所から奥に進むと本殿前には大きな茅(ち)の輪が設置されており、同祭を訪れた人たちが次から次へと作法にのっとって茅の輪くぐりを行った後、本殿前で願い事をしていた。
八条ヶ池水上橋などには灯籠が設置され、灯籠からの直接の光と水面に映る灯籠の光が醸し出す幻想的な光景に多くの人が足を止めて見入っていた。
2人の子どもを連れ、この日が同祭2回目となる長岡京市に住む女性は「子どもと和太鼓の演奏を聞きたいと思って来た。この辺りでは一番大きな祭りだけあって、すごい混み具合に驚いている。私たちが子どものころは盆踊りなども身近だったが最近はあまり見る機会もないので、今日は盆踊りも子どもたちに見せてあげたい」と話していた。