伏見・藤森神社(京都市伏見区深草鳥居崎町)で8月7日、「第1回藤森盆踊りフェスティバル」が開催された。
祭りを通して藤森地域の連携やつながりを深めたいと企画された同イベント。藤森神社の拝殿に設けられた会場では、2000人の地域住民が訪れ祭りを楽しんだ。境内には約20店舗の屋台なども出て祭りの雰囲気を盛り上げた。
17時から藤森中学吹奏楽部が「愛を叫べ」「演歌メドレー」「HEROのテーマ曲」「宝島」を演奏して、フェスティバルがスタート。「キッズダンス」「盆踊りの踊り方教室」「京都教育大学の学生によるダンスパフォーマンス」など多彩なプログラムが披露され、訪れた地域住民たちを楽しませた。
18時30分ごろからは、境内で京都教育大学のサークル「e-project」の灯籠も展示された。同サークル代表の河合弘明さんは「大学構内の竹やぶの竹を間伐して、それを灯籠や門松に加工している。藤森神社で展示ができて本当に光栄。秋からは門松作りのワークショップも開催するので、地域住民の方にも参加してほしい」と呼び掛ける。
日没後には地域の老人ホームの入居者や職員による和太鼓パフォーマンスも披露。最後に拝殿を参加者が囲む形で「炭坑節」を何度も踊り、祭りは終了した。
同イベント実行委員会・事務局長の中村さんは「目標だった1000人を大幅に上回る2000人が来てくれた。手作りのこの祭りを、地域の住民が楽しんでくれて本当にうれしい。来年以降も継続的に開いて、藤森地域の夏祭りとして定着させていければ」と話す。