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伏見・大岩地域の将来構想プレゼン オレゴン大学の学生が妙心寺で発表

最終プレゼンに参加したオレゴン大学の学生やスタッフの皆さん

最終プレゼンに参加したオレゴン大学の学生やスタッフの皆さん

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 妙心寺(京都市右京区花園妙心寺町)で7月22日、オレゴン大学のランドスケープや建築を学ぶ学生による伏見・大岩地域の景観デザインや将来構想のプレゼンテーションが行われた。主催は同大。

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 京都市では2010年より「大岩街道地域の良好な環境づくりに向けたまちづくりの方針」を策定し、地域主体のまちづくりによる環境改善を目指している。

 一方、同大は、ランドスケープ・アーキテクチャーが専門のロン・ロビンジャー教授、芳村大輔客員教授のチームが中心となり、1995年から学生が妙心寺の宿坊に5週間宿泊しながら京都市各所でフィールドワークや景観デザインを行うプログラムを実施している。これまで、岡崎・堀川・三条京阪広場・高瀬川周辺・京都駅前広場などを題材にしてきたという。

 今年は4月より伏見区深草支所に赴任したの岩井英人担当区長が以前、芳村教授、ロビンジャー教授と堀川再生を手掛けた縁から、「伏見区大岩地域の将来構想」の話を持ち掛け実現した。

 6月にフィールドワーク、7月上旬には中間発表を行い、今回の最終発表には学生17人や両教授を含む大学関係者、岩井区長や伏見区深草支所関係者など30人が参加して行われた。学生は5つのグループに分かれて作成した景観デザインのシートを前に「名神高速道路を盛り土で覆って分断地域をつなげる」「大岩地域の水の循環や里山を核としたまちづくり」「近隣の伏見稲荷と結んで観光客を誘致」「汚染された土壌を森林にして浄化」「リサイクル施設など工業区域と居住区域の共生」などの将来構想を発表し、活発な意見交換が行われた。

 芳村さんは「京都は水が中心のまち。水を大切にする生活や環境を生徒が考えるのに、最も適している。寝泊まりする妙心寺の宿坊の大心院では、庭の手入れも生徒が手伝う。ここでしか味わえない生活をすることで、日本の伝統文化や生活習慣を実際に得られるのは大きい。今後も継続的にこのプログラムを続けたい」と話す。

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