良質な竹の産地として知られる向日市で1月31日、約300人を集めて「第14回たけうま全国大会」が行われた。会場は第4向陽小学校(向日市寺戸町三ノ坪)グラウンド。毎年失格者続出の竹馬サスケや竹馬30メートル走で、今年も全国から集まった竹馬名人・竹馬迷人が日頃の成果を競い合った。
競技の種類は、竹馬でさまざまな障害を乗り越えてゴールを目指す「竹馬サスケ」と竹馬で30メートルを走る「竹馬30メートル走」の2種類。いずれもゴールまでのタイムを競う。竹馬サスケは直線約25メートルの間に並べられた割り竹をまたぎ、タイヤの中に竹馬の足を入れ、サッカーボールをゴールに蹴り込み、一本橋(幅約30センチ、約4メートル)を渡り、砂場を歩いてゴールとなる。
一度でも自身の足が地面についた時点で失格となるため、毎年失格者が続出。難関の一本橋を乗り越えて緊張が緩んだせいか、あと一つとなった砂場障害で落馬しゴール目前で悔しがる出場者も。今年の竹馬サスケは、子どもの部で出場者13人中9人が失格、大人の部で出場者14人中11人が失格となり、多くの出場者にとって直線わずか約25メートルが今年も遠かった。
同日、タイムは競わず竹馬に1人で乗れない子どもを親が補助しながら親子で協力して30メートル先のゴールを目指す「補助あり竹馬30メートル走」や、竹馬の作り方や乗り方を一から学べる「親子竹馬教室」なども開かれた。