伏見稲荷大社(京都市伏見区深草薮之内町)内の稲荷山(標高233メートルの一ノ峰(上之社神蹟)にある末広大神のおみくじが無料で楽しめると人気を集めている。
稲荷山は伏見稲荷大社の境内にある山で、峰全体に鳥居が立っている信仰の山として知られる。千本鳥居からスタートして1時間程度で一周できる。ここ数年、海外の口コミサイトなどで紹介され、外国人観光客の数が一気に増えた。千本鳥居や祠(ほこら)が並び立つ渓谷の雰囲気が楽しめる手軽な山道コースであることに加え、24時間無料で立ち入ることができる点も人気の理由の一つ。新年の三が日も初詣客に加え、山全体を一周する海外のバックパッカーでにぎわった。
一ノ峰は稲荷山の頂上付近にある。山の中腹の標高165メートルのある四ツ辻からは京都市南部の眺望も楽しめる。目の病が良くなるという眼力社や御劔社を抜け、清少納言が枕草子で辛いと書き記した200段の階段が続く最後の階段を登りきった場所に末広大神がある。
末広大神の神蹟は一周でき、祠の右側におみくじが置いてある。おみくじの引いた番号を、看板の番号と照合して楽しめる。おみくじは32番まで(17種)あり、最高は大大吉。二ノ峰の青木大神にも同じく無料のおみくじがある。
参拝時間は24時間。参拝無料。
伏見稲荷大社
住所:京都市伏見区深草薮之内町68番地