西国と京都を結ぶ西国街道が市内を横断する京都・向日市内で現在、「西国街道ひな人形めぐり」が開催されている。今年は市内の32軒で公開展示されている。
西国街道沿いのこの辺りは戦火で焼けることもなかったため、最も古いものでは幕末時代のものを含めて各時代のひな人形が数多く残っているという。展示会場の一つの中小路家住宅が国の登録有形文化財に指定されたことをきっかけに、ひな人形を中小路家住宅に飾り始めた。
主催者の一人は「多くの方に楽しんでいただきたいが、運営スタッフが少人数のため、あまりに多く来場していただいても手が回らなくなってしまう。今後も静かに長く運営していきたいので、あえて取材はお断りしている」と話す。
会場では、ひな人形やひな祭りにまつわる観覧車の思い出話に花が咲くこともしばしばで、ゆっくりとひな人形や展示物、雰囲気を楽しむことができる。
開催時間は10時~15時。展示時間、定休日は会場により異なる。3月3日まで。
■中小路家住宅
住所
京都府向日市上植野町下川原48