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京都伏見・地元の朝採りタケノコカレー シャキシャキした食感で女性客に人気

喫茶うずらのタケノコカレー

喫茶うずらのタケノコカレー

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 京都市伏見区の「喫茶うずら」(伏見区深草西浦町)が今年も「朝採りタケノコカレー」の提供を始めた。

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 同店のある深草地域は、竹林が広がるタケノコの産地としても有名。店主の田中孝征さんが、交流のある市民農園「京都風緑」のタケノコを使ったカレーを2014年に考案し、毎年春先に提供している。

 同店のカレーは、独自にブレンドしたカレーオリジナル粉を使った味わいと、メニューのバリエーションの多さが特徴。田中さんは「カレーはお店ができた12年前からのメニュー。おいしいコーヒーとカレーが当店の売り。地元伏見の甘利(あまり)香辛のカレー粉など、3種類をブレンドして使っているのも一つのこだわり。お米は、カレーに合うように、小粒で固めに仕上がる福岡県糸島産の省農薬のヒノヒカリを使っている」と話す。

 タケノコカレーが誕生したきっかけについては「京都風緑の代表の杉井正治さんは、産業廃棄物の不法投棄で荒廃した深草の山里を守るため、竹林保全や畑を作り土地を生き返らせる循環型農業に取り組んでいる。荒畑再生の作業を何度か手伝わせていただいたご縁で地元の竹林の現況も知り、少しでも環境保全や地産地消のお役に立てればと思った」という。

 「柔らかいのにシャキシャキの食感がきちんと感じられる」「カレーのピリ辛さとタケノコの甘みが合う」と、特に女性客に人気だという。田中さんは「今年は天候不順などの影響でタケノコが不作で4月になって採れ始めたため、5月の連休ごろまで提供できると思う。独特の食感を味わっていただけたら」と呼び掛ける。

 「タケノコのチキンキーマカレー」「タケノコの鹿肉キーマカレー」(以上サラダ付き、920円)の2種類。営業時間は9時~19時。日曜・祝日定休。

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