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伏見のおくだばらえんで年間講座 「農薬を使わないバラの栽培と活用法」テーマに

(左から)珠数さん、奥田さん、伊波さん

(左から)珠数さん、奥田さん、伊波さん

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 京都・伏見のバラ園「おくだばらえん」(伏見区深草中ノ郷山町)が1月から、「農薬を使わないバラの栽培と活用法」をテーマにした年間講座を開く。主催は同園とみどり生活研究所。

農薬を使わずにバラを育てる「おくだばらえん」

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 農薬を使わないバラ園として知られ、バラを食材としてレストランやケーキショップなどにも提供している同園。大手生花店や華道家とのコラボ企画を積極的に展開している。今回の講座は、2015年にも開催した年間講座の第2弾で、講座内容や参加方法を一部変更するなどした。

 みどり生活研究所代表の珠数(じゅず)美穂さんは、岡山大学農学部で環境問題や畑で植物を育てる楽しさを学び、卒業後は屋上緑化を手掛ける会社で活躍した。その後、小児科病院の屋上緑化に取り組んだことがきっかけになり、「人のことを学びたい」と東京福祉大学通信学部に再入学。「人と緑・植物をつなげる」をテーマに学び、卒業後も「生活に緑を近づけることの楽しさ」「身体に良いものを食生活に取り入れる大切さ」などを各方面で教えている。

 珠数さんは「共通の知人から農薬を使わない同園のバラ作りの話を聞き、紹介されたのがご縁の始まり。おくださんに『生活の中にバラを取り入れる楽しさを教える講座を開きたい』と相談したところ、以前に東京で開催したという年間講座を伏見でも開催することになった」と話す。

 講座は1月20日からの毎月第3土曜に開き、全12回を予定する。午前中は同園の農園で「バラの基礎知識」「農薬を使わずにバラを育てる」など学び、実際に自分のバラを育てる。午後は「育てたバラを使う」をテーマにバスソルトやジャムなどを作るワークショップを行う。

 珠数さんは「バラの魅力は見るだけではなく、食べることや触れることで初めて100%体感できる。日本では高温多湿の気候もあり、農薬を使わずにバラを育てるのは本当に難しいとされている。それを実践しているプロのノウハウを学べる貴重な機会なので、ぜひ参加いただけたら」と呼び掛ける。

 開講時間は各回10時~15時。参加費は9万1,200円。定員は先着10人。申し込みはフェイスブックページで受け付ける。

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