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伏見・龍谷大学深草町家キャンパスで「8ミリ上映会」 大阪万博の映像上映

「ふかくさ町家シネマ」の告知ポスター

「ふかくさ町家シネマ」の告知ポスター

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 京都市伏見区の龍谷大学深草町家キャンパス (京都市伏見区深草直違橋)で9月30日、8ミリフィルムの上映会イベント「ふかくさ町家シネマ」が行われる。主催はふかくさ町家シネマ(龍谷大学政策学部松浦ゼミ)。

龍谷大学・政策学部 ふかくさ町家シネマを実施する学生たち

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 町家の利活用を通じた地域社会との連携を目的とした深草町家キャンパス。建物は、京都市が全国初の条例として制定した、「京都市伝統的な木造建築物の保存及び活用に関する条例」の適用第1号として、保存建築物に登録されている。

 コミュニティーメディア政策を専攻する同ゼミでは、3年前から8ミリフィルムの映像を上映しながら、フィルム提供者や当時の様子を知る地域住民らの説明を聞く、同イベントを開催してきた。

 本年度は、魅力ある地域づくりや地域の課題解決に向けて、大学・学生が地域と協働で取り組む「学まちコラボ事業(大学地域連携創造・支援)」の助成金を活用。5月には、藤森神社で行われる「藤森祭り」の上映会などの活動を行ってきた。
 同ゼミのゼミ長で政策学部3年生の早川春香さんは「今回のテーマは1970(昭和45)年の『大阪万博』。大阪府が誘致を進めている2025年の『大阪万博』が話題になっている背景もあり、学生で話し合って前回の万博当時の映像をテーマに選んだ」と説明する。

 早川さんらは、伏見区の市民参加型イベント「ふしざく」にも参加。そこで当時の8ミリフィルムをDVD化して保存していた谷口英明さんに出会い、上映の話が具体化した。

 早川さんは「私たちの世代で万博というと、小学生の頃にあった2005年の『愛知万博』。前回の大阪万博がどのような時代だったのか、大変興味があった。大阪の地元の人たちとは違って、行楽や遠足で出掛けた京都からはどう見えたのかも興味深い」と話す。

 「調べていくと、当時8ミリが普及するきっかけになったのが万博だったことなど、今回の上映会との関連があることが分かった」とも。

 同ゼミを指導する松浦さと子教授は「当時の映像を見ながら、いろんな思い出話をしていただいて学生と交流していただきたい。ぜひ多くの方に足を運んでいただけたら」と呼び掛ける。

 開催時間は14時~15時30分。入場無料。15人を先着順に受け付ける。

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