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京都・伏見稲荷大社で半年間のけがれを祓う「大祓式」 茅の輪くぐりに行列

神職の方たちの茅の輪くぐり

神職の方たちの茅の輪くぐり

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 京都・伏見稲荷大社で6月30日に多くの参拝者が見守る中、大祓(おおはらえ)式が行われた。

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 大祓式は年2回行われ、今回行われた大祓は年末の「師走の大祓」に対し、「水無月(みなづき)の大祓」と称される。時期的に「夏越(なごし)の大祓」とも呼ばれ、夏を健康に乗り越えられるようにと年初めからの半年間、知らないうちに犯した罪やけがれを祓(はら)い清めるために行われる伝統神事の一つ。

 外拝殿の前に設置された大型の茅の輪の前には、14時ごろから日本人だけでなく外国人観光客も集まり始め、15時ごろには今か今かと待ちわびる人であふれ返った。

 15時30分過ぎに宮司を先頭に神職が茅の輪の前で一礼をした後、一人ずつ左足から次々と茅の輪をくぐった。神職がくぐり終わると一般の参拝者が茅の輪の前に殺到。さながら満員電車に乗り込む人たちでいっぱいの駅のホームのような光景で、迫力ある茅の輪くぐりとなった。

 京都府内に住む50代男性は「今年の前半はいろいろ大変だったので厄を落としたくて、初めて茅の輪をくぐりに来た。これで明日からすっきり新しい気分で仕事ができる」と話していた。

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