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伏見の「さすてな京都」が2周年特別企画 「和ろうそくからSDGs学ぶ」イベントも

環境に優しい和ろうそくについて解説する中村ローソク・田川広一さん

環境に優しい和ろうそくについて解説する中村ローソク・田川広一さん

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 京都市伏見区の南部クリーンセンター環境学習施設「さすてな京都(伏見区横大路八反田」が10月5日に2周年を迎え、10月と11月に特別企画『京都の伝統産業・伝統工芸から学ぶSDGs』を開催している。主催は同センターと公益財団法人・京都伝統産業交流センター。

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 「さすてな京都」は、京都市南部クリーンセンター環境学習施設の愛称。最先端の「さ」、素晴らしいの「す」、展望台の「て」、南部クリーンセンター「な」の頭文字と、「持続可能な」という意味の「サステナブル」を組み合わせて名付けられた。施設はごみ処理施設そのものを活用しており、焼却炉やごみ発電、バイオガス化施設などの迫力のある大規模施設を間近で見学し、生きた教材として最先端の環境技術を学べる。

 今回の特別企画は、小学4年~中学3年の児童・生徒が対象。伝統文化を育んだ京都の伝統工芸と環境問題を「科学」「技術」「ものづくり」「アート」といった切り口から学び、「彫金編」(11月3日)、「金継ぎ編」(11月7日、21日)、「和ろうそく編」(11月13日)「金箔押し編」(11月23日)など、伝統工芸品の制作をワークショップで体験できる。

 10月16日には「和ろうそく編」が行われ、応募した8人が参加した。講師の中村ローソク(竹田三ッ杭町)社長の田川広一さんが、「神社仏閣で使い古したろうそくは回収して、原材料として再利用する」など、環境に優しい和ろうそくについてレクチャー。その後、参加者は和ろうそくに絵を描いたり、文字を書いたりして、オリジナルろうそくを作った。

 開催時間は全編、10時~12時、13時30分~15時30分の2部制。各回とも定員は8人(同伴者は1人につき3人まで)。電話かメールによる事前申込制。申し込みは10月21日まで。問い合わせはさすてな京都(TEL 075-606-2548)まで。

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