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「ADDress」が元銭湯の京町家ゲストハウスと提携 伏見に続き京都市南部で2軒目

ADDress会員は会員特典で銭湯跡のコワーキングスペースを無料で使える

ADDress会員は会員特典で銭湯跡のコワーキングスペースを無料で使える

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 8月24日にオープンする、定額制の多拠点コリビングサービス「ADDress京都九条A邸(京都市南区東九条中御霊町)で8月16日、オープンに先駆けオンライン内覧会が行われた。

オンライン内覧会を行う高本さんと猪飼さん

  「ADDress」は、全国にある空き家などを活用した物件で、月4万円からの定額で全国住み放題の多拠点コリビングサービスを提供している。賃貸契約をした会員は、全国に70カ所(2020年8月現在)ある物件から好きな場所を選び、1カ所当たり最長で1週間住むことができる。

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 ADDress京都九条A邸は、築約100年の京町家をフルリノベーションした大型古民家で、落ち着きのある和室の居間と小さな坪庭が特徴。 敷地内には2009(平成21)年に廃業した銭湯をリノベーションした「レンタルスペース九条湯」を併設する。

 今回の提携は、同物件の家守(管理人)で、合同会社「猪べーしょんハウス」社長の猪飼直之さんが掲げる「銭湯跡を世界のコミュニティースペースに変えたい」「空き家再生を通して、空き家問題と地域の交流拠点を作りたい」「地域のイノベーターを産んでいきたい」との理念にADDressが賛同する形で実現した。

 内覧会当日は、ウェブ会議アプリZoomを使ったオンライン形式で行われ、全国から学生や社会人など約10人が参加。ADDress伏見桃山の家守でADDressの顧客開発部長の高本昌宏さんと猪飼さんがナビゲーター役で、ADDressのサービスや物件の特徴を説明した。

 多くの参加者が関心を示した銭湯跡のレンタルスペースについて、猪飼さんは「男湯側は当時の姿そのままに、女湯側はカフェ空間になっており、男湯は貸し切り利用で撮影やライブのほか、女湯はコワーキングや飲み会イベントなどで利用可能。当時の面影を残した空間はノスタルジックで居心地のいい空間」と話す。

 高本さんは「ADDressは、会員コミュニティー内の交流が魅力の一つ。拠点ごとに会員同士のすてきな出会いがあり、地域住民との交流がある。会員が自らの特技を生かしたワークショップを開催して、中には受講した地域の主婦が起業した例もある」と話す。

 その後、銭湯跡物件やゲストハウス内のADDressの部屋をオンラインで案内して内覧会は終了した。

 猪飼さんは「伏見にある祖父母の家をシェアハウスにすることがきっかけで空き家再生に興味を持ち、今はこの事業一本。コロナをきっかけに都心住まいから便利な田舎『都会田舎』の需要が高まっている。九条湯を皮切りに京都府や滋賀県の空き家再生に力を入れていければ」と意気込む。

 ADDress会員申し込みは「ADDress」サイトで受け付ける。