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京都伏見・御香宮神社で「七草がゆ」の振る舞い 無病息災願って早朝から300人が行列

春の七草がたっぷり入った七草がゆ

春の七草がたっぷり入った七草がゆ

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 京都市伏見区の御香宮神社(京都市伏見区御香宮門前町)で1月7日、七種神事「七草がゆ」の振る舞いが行われた。

春の七草

 御香宮神社の七種神事は無病息災を祈願するもので、毎年1月7日に行われる。「七草がゆ」には、年末年始の飲食で疲れた胃腸を癒すなど、体調管理に関する重要な意味も含まれている。

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 春の七草「芹(せり)」「薺(なずな)」「御形(ごぎょう)」「繁縷(はこべら)」「仏の座(ほとけのざ)」「菘(すずな)」「蘿蔔(すずしろ)」をかゆに入れて食べる行事が、庶民の間で一般化したのは江戸時代の頃から。徳川幕府はこの日を「人日(じんじつ)」として五節句に入れ、その年の無病息災を祈願した。

 起源は平安時代の初期とされ、宮中で正月15日の「供御(くご)のかゆ」として「赤小豆(あずき)がゆ」を、天皇が即位の大礼後に食す「なおらいがゆ」として始まり、時代や場所によって七草の種類などは変化してきた。

 「911(延喜11)年、醍醐天皇に後院より七草を献上した」というのが最も古い記録で、江戸時代には公卿の水無瀬家(みなせけ)から代々、羽束師神社(はずかしじんじゃ)付近の菜園で採れた七草を天皇へ奉献されてきた。

 この日は9時から「七草がゆ」が振る舞われた。開始時点では300人を超える行列ができ、先頭の人は「7時半から並んでいる。1時間半以上待った」という。

 御香宮神社禰宜(ねぎ)の三木善隆(そうぎよしたか)さんは「御香宮神社の「七草がゆ」の振る舞いは江戸時代から続く伝統的な行事。以前はこの付近に自生していた草を入れていたが、40年ほど前から氏子の方が栽培した草を奉献して頂いている」と話す。

 「例年通り700杯分を用意した。今年は好天で土曜日と重なったこともあり、例年よりも出足が早いので午前中には完売しそう。ぜひ『七草がゆ』を食べて今年1年間、健康に過ごしてほしい」と呼びかける。

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