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京都で「日本神話のお話と人形劇」 神話に秘められた教訓解説も

「日本神話のお話と人形劇」の出演者の木村さん、岡野さん、山本さんとセンチュリー21すまいるの橋本さん、藤井さん

「日本神話のお話と人形劇」の出演者の木村さん、岡野さん、山本さんとセンチュリー21すまいるの橋本さん、藤井さん

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 京都・センチュリー21すまいる(向日市寺戸町)で7月26日、「日本神話のお話と人形劇」が開催された。

人形劇パピプペパペットの岡野さん

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 同イベントが同店で定期的に開催されるようになったのは今年に入ってから。日本神話といえば、日本に伝わる昔の物語だが、現在に通じる知恵がたくさん詰まっていることから、このことを広く伝えて、日常に生かしてもらいたいと、京都生涯学習カレッジニュークリアス公認講師の木村佐稚子さんと人形劇パピプペパペットの岡野明美さん、鑑定士の山本ひさ子さんが毎回趣向を凝らして1時間~1時間30分ほどの同イベントを行う。

 この日の日本神話は、スサノオノミコトとヤマタノオロチ退治の話。イラストを使った朗読の後、同神話に含まれる、人と仲良くする方法や才能の育て方などの教訓を、現代の子どもと母親の日常におけるやりとりとしてコミカルな人形劇で子どもにも分かりやすく表現。祖母とともに初めて来たという小学生の女の子は、最初のうち、初めて来た会場に落ち着かない様子で緊張気味だったが、話が進むにつれて次第に集中し、時折笑い声を上げながら祖母と共通の会話を楽しんでいる姿が印象的だった。参加者との対話もあり、和やかな雰囲気の中、参加した子どもと大人、初めて会う人同士が共通の話題で盛り上がった。

 同イベント主催者の3人は「日本神話には現在に通じる生活の知恵がたくさん詰まっている。子育てのヒントなどもたくさんある。日本神話と人形劇を通し、それらを分かりやすく、できるだけたくさんの人たちにお伝えしていきたい。同イベントには1人からでも参加可能だが、できれば子どもと親、または子どもと祖父母で参加していただき、相互理解の上、このイベントで得たことを実践していただきたい」と話す。

 会場となった同店では、同イベントのほか、子ども向けのデコレーション教室「アイシングクッキー教室」やお茶会なども定期的に開催している。代表の橋本さんは「いろんなイベントに当店のスペースを使っていただくことで、地域のつながり、地域の活性化のお役に立てればうれしい。これからも人と人とのつながりを大事にしていきたい」と話す。

 同イベントの次回開催は9月26日の10時からを予定。同イベントへの参加費は家族1組1,000円。問い合わせは、件名「日本神話のお話と人形劇」でinfo@nucleus-j.comに木村さん宛て。

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