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京都・長岡京芸術劇場 長岡京市中学校吹奏楽合同演奏会に立ち見客

長岡京市中学校の吹奏楽部の歴史を見守り続けてきたカメラ

長岡京市中学校の吹奏楽部の歴史を見守り続けてきたカメラ

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 京都府長岡京市で第28回長岡京市中学校吹奏楽合同演奏会が、7月18日13時15分より長岡京記念文化会館で開催された。同演奏会は、長岡京芸術劇場の年間プログラムのひとつとなっている。

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 今回は、「4中学合同演奏会」から参加している長岡中学校・長岡第二中学校・長岡第三中学校・長岡第四中学校に加え、はじめて立命館中学校が出場して合計5つの中学校による演奏会となった。

 長岡京市は芸術都市として年間を通して、音楽、芸術面に力を入れる取り組みを行っている。現在同市の中学校吹奏楽部のレベルは京都府においてもトップレベルの実力を誇るが、市をあげて中学校からの合同演奏会を行うなど、長期にわたるバックアップ体制が、現在の実力を築きあげたと言える。

 この日も、長岡京記念文化会館は立ち見客がでるほどの観客で埋め尽くされた。そんな長岡京市の吹奏楽部の歴史を映像で細かく記録してきた、須々木俊太さんは、「長岡京市には、吹奏楽部を支える指導者が多数いることが大きい。また市全体でレベルアップを図ってきたため、レベルが全体的に高く、それぞれのサウンドが異なる凄みがある。ただ京都府には宇治市、京都市内の中学などの強豪がひしめいていて、京都府代表の枠はたった3校しかないため、3校に選ばれるのは至難の業と言える。長岡京市も2年連続で代表に選ばれた学校がないが、数年前から4つの中学が金賞という快挙を成し遂げており、この記録がどこまで続くのか固唾をのんで見守り続けている。」と語る。

 また、卒業後に長岡京市四中学吹奏楽部のOB,OGであれば誰でも参加できる社会人バンド『キズナ』が生まれ、大人になっても吹奏楽が楽しめる環境が整備され、吹奏楽ファンが育ち、兄弟全員が吹奏楽部という家庭が多いなど、他に類を見ない地域密着の吹奏楽が長岡京市の持ち味と言える。

 今日の満員の観客について聞くと、「バンビオ広場であれ、記念文化会館であれ、満席に出来るのは長岡京市の吹奏楽部ならでは。他の地域と異なり、長岡京の4中学はいずれも定期演奏会を行っているが、いずれの学校も集客能力が凄い。様々な人の関わりの中、今後も長岡京市の吹奏楽部の記録を残し続けたい」と意気込みを語った。

 京都府の中学吹奏楽部の代表や金賞が決定する京都府吹奏楽コンクールは、7月30日からロームシアター京都で行なわれる。

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