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エリア特集2016-12-28

特集伏見・乙訓の企業1「『自然の恵みに感謝』の理念を社会に還元 『宝酒造の田んぼ教室』

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 伏見経済新聞の取材エリア「伏見区・乙訓地域」のさまざまな企業を特集するこのコーナー。第1回目は「酒どころ伏見」の中でも社会貢献活動に力を入れる「宝酒造」の取り組みについてレポートする。

 「宝酒造」(京都市伏見区竹中町)は伏見を代表する酒造メーカーで、「国内酒類事業」「調味料・酒精事業」「海外酒類事業」「海外日本食材卸事業」などを展開している。
酒造りの歴史は古く、江戸時代後期の1842(天保13)年に始まった。日本酒の銘柄「松竹梅」は、新年の鏡開きなどにも使用されるなど、同社の代表的な銘柄。


焼酎メーカーとしても有名で、売上規模としてはこちらの方が大きい。その他、国内シェア1位のみりんなど、調味料製造も歴史的に強い。

同社は「自然との調和」をテーマにした社旗貢献活動にも力を入れており「宝酒造田んぼの学校」「宝酒造エコ教室」などは、大人と子どもが学べる場として顧客からも支持されている。



2004年から開催している「宝酒造田んぼの学校」は小学生を対象にした課外教室。京都府南丹市で「4月の田植え(もち米)」「5月の草刈り」「10月の収穫」「12月のおせち作り・しめ縄作り」など4回の教室を開く。
同社の環境広報部広報課で田んぼの学校事務局の坂口智子さんは「単に田植えや草刈りを行うだけではなく、田んぼ周辺の生態系を学べるのが特徴。『ヘビがカエルを丸呑みにする』『同じ虫かごにカマキリとバッタを入れるとダメ』などを経験することで、自然の摂理を学ぶ」と説明する。

中には「おじいちゃんとおばあちゃん」「お父さんとお母さん」「子ども」の親子3世代(5人)で参加する家族もいる。
「その家族は「おじいちゃんが虫捕りなどで大活躍して『おじいちゃん格好いい』とお孫さんのヒーローになった。『家族のコミュニケーションとしても大いに役立ってる』と感謝されることもある」と坂口さん。

もち米で「みりん」を作って翌年3月にサプライズプレゼントの演出も行う。

同教室は、以前は広告を出していたが現在では出してない、にも関わらずクチコミで存在が広がり、例年80人の定員に対して抽選倍率「20倍から30倍」と大人気となっている。

2004年からスタートしているので、初期に参加していた子どもの中には成人している人も多い。「いずれ同窓会を開催したいと思っている」と坂口さんは夢を語る。
この教室は単純な教育という垣根を超えた、企業と顧客の新しいコミュニケーションのあり方を示しているのかもしれない。

「田んぼ教室」は毎年2月に募集を開始する。伏見経済新聞では2017年、年間を通して同教室を取材する予定だ。

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