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京都伏見の商店街が仕掛けるFMラジオ番組 納屋町商店街の「なやまっちラヂオ」

「なやまっちラヂオ」5月13日放送の出演者の皆さん

「なやまっちラヂオ」5月13日放送の出演者の皆さん

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 伏見のコミュニティーFM局「FM845」(伏見区京町大黒町)で、月の放送ペースを試行錯誤しながら現在は1カ月に1回のペースで放送されているラジオ番組「なやまっちラヂオ」が前回放送で70回目を迎えた。

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 71回目の放送日となった5月13日からは番組テーマ曲を「なやまっち体操2016!!」に一新。納屋町商店街に流れる音楽も同日から同曲に変わり、番組と商店街が連動して盛り上がりを見せていく構えだ。

 納屋町商店街のラジオ番組「なやまっちラヂオ」が始まったのは2013年12月。同商店街のマスコットキャラクターで、今では同地域の人気者となった「なやまっち」を、「より多くの人に知ってほしい」「なやまっちを通して、もっと納屋町商店街のことを知ってほしい」という同商店街関係者の思いから始まった。

 現在は同商店街理事長の小林満さん、納屋町応援隊の長谷川大輔さん、司会進行役の杉たまさんをメインに、放送回ごとのゲストと共に同商店街に関する得する情報や、なやまっちの活動情報、同商店街の店舗紹介などを中心に放送している。

 正解者に抽選で商品が当たる番組内のクイズコーナーで三択クイズが始まると、数分とたたないうちにリスナーからの回答ファクスが次々とスタジオに届く。ファクスには答えだけでなく、番組に対する感想や出演者に対するコメント、イラストが添えられたものも多い。番組内で軽妙なトークで盛り上げる小林さんの「小林呉服店」には、近隣の熱心なリスナーが差し入れを持ってくることもあるという。

 番組の効果について、番組関係者の河本敏明さんは「商店街のPRはもちろん、まちおこしに重要な関係者の意識の高揚、同商店街への新規出店、同商店街に属していない外部の人たちやファンからの協力の和が広がったことなどが挙げられる」と話す。

 番組プロデューサーの葛山知佳子さんは「番組が商店街(パーソナリティー)と顧客(リスナー)をつなぐ役割になっているのでは。地元の放送局として少しでも役に立ちたい」と意欲を見せる。

 小林さんは「今後は、なやまっちラヂオのファンの集いの実施やツアーを計画したり、他地域からのゲストを呼んだりして、商店街だけでなく伏見区の地域活性化に貢献していきたい」とも。

 次回放送は6月10日12時30分~13時。

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