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伏見・京都すばる高校、学生出演のテーマ動画公開 複数の地域事業者と協働

動画制作授業「地域PVプロジェクト」の過程で学生3人が3学科紹介ムービーで主演

動画制作授業「地域PVプロジェクト」の過程で学生3人が3学科紹介ムービーで主演

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 京都府立京都すばる高校(京都市伏見区向島西定請)が10月15日、地域の事業者の協力を得ながら制作した同校紹介動画「Beyond(ビヨンド)」の新作をユーチューブと自校サイトで公開した。

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 シナリオは、映像制作会社「Christopher Vincent(クリストファー・ヴィンセント)」(大阪府枚方市)が担当し、同校の起業創造科・企画科・情報科学科の3学科の生徒が自主的に手を挙げて出演。それぞれが向き合う日々の学びのテーマと、これから描きたい未来を紹介する作品に仕上げた。

 撮影に関して、京都信用金庫(京都市下京区)が協力。同行が運営するコワーキングスペース「QUESTION(クエスチョン)」(中京区)が撮影ロケ場所として提供された。

 クリストファー・ヴィンセントの伊藤さんは『対象となる中学生に「高校という一つ先のステージにいるかっこいい先輩の背中を見せること、すばる高校生が日々の活動を通し『高校という枠の先』に向いて成長していく姿を描くこと。この全てを形容する言葉として『BEYOND』がふさわしいと思った』と話す。「3学科の代表として3人の生徒が出演したが、撮影中の人間力や思考力の高さに驚かされた。撮影中、こちらからさまざまな要望を伝えた際、生徒はその場で指示の意図を考え、行動してくれたのでNGシーンがほとんど無かった」とも。

 撮影場所を提供し、学生とも対話したという京都信用金庫クエスチョン副館長の津田郁太さんは「京都すばる高校が目指している学校の内外の枠を超えるという考えと、京都信用金庫がQUESTIONで目指している地域の多様な方が集う場所というビジョンが交わり、この場所で学生と地域が共創して何か新しいことが起こるような未来を創っていきたい」と話す。

 同校商業科の小川建治教諭は「この企画は『学校紹介動画なのに、学校外でも撮影している』点がポイントの一つ。学校の枠組みから『Beyond』して、実社会とつながる本校の学びを象徴しているようで、とても気に入っている。特にクエスチョンは、起業創造科の今後の方向性を示す場所でもあるので、そこで撮影できたことは意義深い」と振り返る。

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