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京都・向日でまちづくりプログラム「むこうスタイルLABO」 市民活動の担い手育成も

「むこうスタイルLABO」のパンフレットをPRするstudio-Lの吉田さんと林さん

「むこうスタイルLABO」のパンフレットをPRするstudio-Lの吉田さんと林さん

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 京都府向日市の向日市商工観光振興センター(向日市寺戸町寺田)で11月から、新しい市民活動の担い手を育成するプログラム「むこうスタイルLABO」が行われる。主催は向日市広報・ふるさと創生課。コミュニティデザインを提案する「studio-L」が運営を行う。

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 向日市ではこれまで、周辺地域に比べて支援型組織の整備などが遅れていた。その状況を市民視点で見つめ直し、市民が主体的で永続的なまちづくりを進めていくための人材育成を行うのが、今回のプログラムの目的。

 同プログラムは4回に分けて行い、それぞれのテーマに沿った講師が招かれ、トークセッションや、グループワークなどの講義を主導する。

 1回目は11月4日に「むこうスタイルとは」をテーマに行われる。studio-L代表の山崎亮さんから、地域で活動を行う魅力や課題を学びながら、その場で出会った人とのチームビルディングを行う。

2回目は11月23日に「活動を生み出すプロセスを知ろう!」をテーマに行われる。別荘専用の東京調布でまちおこし会社「パッチワークス」のメンバの唐品知浩さんが、「面白がる」という視点を通して神田で「ことおこし」を実践している事例を学ぶ。

3回目は12月23日に「地域の魅力をみつけよう」をテーマに行われる。コミュニティ・ツーリズムのプロデューサー陸奥賢さんと、同市内をまち歩きを実施し、体験しながら学ぶ。

4回目は1月28日に「活動のアイデアを考えよう!」をテーマに行われる。コミュニティデザイナーでの神庭慎次さんと、これまで学んだ活動アイデアを実現させていくため、「デザイン」「情報発信」「継続させていく工夫」などを共有し、今後の活動の取り組みを考えていく。

 studio-Lの吉田泰基さんは「市民活動やまちづくりはボランティア活動だけでは難しい。事業ベースで地域活動できる仕組みを作っていく。その主体となり、市と協働してまちづくりの取り組みを展開していける人材の発掘、育成を行っていければ」と話す。

 開催時間は毎回10時~17時。参加費は無料。応募は10月31日まで受け付ける。問い合わせは向日市広報・ふるさと創生課(TEL 075-931-1111)まで。

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