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京都産業21、伏見の食品開発会社と連携 京都版の「ご飯にかけるギョーザ」開発へ

フーディアの白濱一久社長

フーディアの白濱一久社長

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 京都市伏見区で食品開発プロデュースを手掛ける「フーディア」(伏見区下油掛町)が8月、公益財団法人・京都産業21(京都市下京区)と連携した「~アイデアで応援するヒット商品づくり~京都の食品開発支援プロジェクト」をスタートした。

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 栃木県宇都宮市のお土産商品として累計180万個を販売するヒット商品「ご飯にかけるギョーザ」をプロデュースした食品開発プロデューサーの白濱一久さんが2016年に立ち上げた同社。同商品のヒットが「栃木の県おこし」につながっていった経験から、まちづくりや地域活性化のための商品開発を目指して活動している。

 同プロジェクトは、京都府内で「中小企業の経営革新」「新事業展開」「新産業育成」「創業」「企業のIT化推進など支援機能」を進める京都産業21の呼び掛けで実現した。

 8月23日には、同財団が作成した「京都のええもんカタログ」に掲載された「割烹さとう・毛原の棚田米『鬼ババァー』「華寿司・お寿司屋さんが考え抜いた とろける冷凍ふりかけ」「京都かめよし・ナチュラルポップコーン」の3社が「ヒット商品づくりミーティング」に参加、販路の作り方や商品開発の方向性などを話し合った。

 白濱さんは「当社の強みは『ラーメン店などの飲食店プロデュース』『海外の食品スーパーのバイヤー』『日本酒や焼酎などの酒蔵とのネットワーク』『食のまちおこしプロデュース』『国内外のメディア出身者』など、ヒット商品を生みだすためのノウハウをチームで共有して、商品ごとに柔軟な戦略を作れること」と話す。

 9月4日には、京都府産業支援センター(京都市下京区)で「京都の魅力を生かした商品開発と販路開拓について」をテーマにしたセミナーを開く。13時30分~17時30分。無料。

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