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京都・伏見の冬の風物詩・酒蔵開きに4000人 新酒や酒粕、鳥せい特製かす汁に長蛇の列

酒蔵開きの会場は多くの客が詰めかけた

酒蔵開きの会場は多くの客が詰めかけた

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 伏見の老舗酒蔵・山本本家(京都市伏見区上油掛町)で12月4日、伏見の冬の風物詩・酒蔵開きが行われ、新酒の試飲や酒粕を買い求める客が詰めかけた。

酒蔵開き会場には4000人が詰めかけた

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 山本本家は1677年創業の伏見の酒蔵。「神聖」や表千家御用達の「松の翆(みどり)」などのブランドで知られ、敷地内の井戸、白菊井は「伏見七ツ井」の一つで名水として知られる。蔵元直送の酒と旨い料理を気軽に楽しめる居酒屋 「鳥せい」本店を1976(昭和51)年に開店するなど、伏見の酒蔵の中でも革新的な酒蔵として知られる。

 この日は11時から山本本家の酒蔵開きが行われたが、会場にはオープン前から大勢の日本酒ファンが詰めかけて熱気に包まれた。会場では搾りたての新酒と限定酒が200円で試飲出来るとあって、新酒の試飲コーナーには行列ができた。同じく新酒をしぼった酒粕の販売も行われ、そちらも近隣の主婦たちが列を作っていた。

 会場では鳥せい本店特製のかす汁のほか、「京漬物」「塩昆布」「京するめ」などのおつまみも販売され人気を集めていた。

 山本本家・常務取締役の山本敏雅さんは「今年は例年よりも出だしが良く、約4000人の方がお越しになっている。酒蔵開きを通して、伏見の日本酒や町の良さを皆さんにお伝えできたら嬉しい」と話す。

 酒蔵開きは12月4日のみ。15時までの開催。

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