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京都・長岡天満宮の池で細川ガラシャの短編ムービー上映 長岡京市のアーティスト集団が制作

長岡天満宮・八条ヶ池の水面に浮かび上がる細川ガラシャの短編ムービー

長岡天満宮・八条ヶ池の水面に浮かび上がる細川ガラシャの短編ムービー

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 京都府長岡京市で11月26日、音楽と光と街バルの祭典「長岡京ヴァリエッタ 2016」 が始まった。

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 長岡京市ではこれまで、「長岡京ワンコインバル+」「長岡京ミュージック商店街」などのイベントが別々に開催されてきたが、今年は「ウォーターアートプロジェクション」「恋来い婚活」なども加え、11月26日、27日の両日、『長岡京ヴァリエッタ2016』として開催することになった。

 長岡京市広報発信課の藤井俊さんによると「ヴァリエッタはイタリア語で『いろいろ』という意味。いろいろなイベントを楽しんでほしいという思いを込めて名付けた」という。

 「長岡京ワンコインバル+」には78の飲食店やカフェ、雑貨屋、美容室などが参加している。利用するにはまずバルカード(参加証)を購入、参加店でバルカードを提示すると各店が限定で出しているバルメニュー(500円、700円)を楽しめる。イベント終了後も「あとバル」と称して、11月28日~12月11日まで各店で特典やサービスを受けられる。

 11月26日はメイン会場の長岡天満宮・八条ヶ池の中ノ島ステージで、長岡京ミュージック商店街のライブや婚活イベント・恋来い婚活が行われた。

 19時からは、八条ヶ池に水を噴き上げて作られたウォータースクリーンにショートムービーを映し出す「ウォーターアートプロジェクション」が行われた。手がけるのは、長岡京市在住の映像作家・吉光清隆さん、音楽家・岩野真一郎さんを中心としたアーティストグループ「ATWAS(アトワズ)」。同グループは長岡京市と所縁のある細川ガラシャを題材にしたショートムービーを制作。作品には同じく長岡京市を中心に活動する「乙訓戦国つつじ」も参加している。その他、「京都造形芸術大学・高木佐世子さん」「京都精華大学・石川佑さん」「同志社大学・武村涼子さん」の学生3人も長岡京市を題材にしたショートムービーを制作し、今回上映している。

 吉光さんはウォーターアートプロジェクションについて「『ATWAS』は不確定メンバーで構成され、企画ごとにその関わるアーティストの持ち味を最大限に活かした作品を披露している。映像・音響・舞台美術・彫刻・衣装・身体表現などがボーダーレスに絡み合い、静かな闇に、幻想的な世界を作り出している」と説明。「これまで東大寺や平城京、鴨川、カンボジアなど各地で上映してきたが、ずっと地元の長岡京市で上映したかった。ついに念願が叶って本当に嬉しい。これを機会に来年以降も継続的に長岡京の魅力を発信していきたい」と話す。

 中小路健吾市長は「長岡京市は健康文化都市宣言をしている。吉光さんたちのような素晴らしい才能を持った人たちが活躍してくれるのは、大変喜ばしいこと。今後もこのようなイベントを継続的に続けて、若い人に魅力的で住みやすい街づくりを進めていきたい」と意気込む。

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