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京都・伏見で世界記録生まれる 成功率は驚異の98.6%

笑顔で竹とんぼを飛ばす参加者たち

笑顔で竹とんぼを飛ばす参加者たち

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 京都市伏見区の深草小学校(京都市伏見区深草西伊達町)で11月23日、「竹とんぼを一斉に飛ばすギネス世界記録」の挑戦イベントが行われ、631人の新記録が達成された。参加者640人に対して成功した人数が631人で、成功率98.6%と驚異的な数字も叩き出した。

ギネス記録認定書を手にする大山謙一さん

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 伏見区深草地区は古くから和歌に詠まれるなど、竹の産地として有名で、現在でも竹林が多く残る。同地区では以前から竹林保全や「たこ揚げ」「竹馬遊び」など竹を使った遊び方教室が開かれていたこともあり、深草商店街の有志が「竹を使った地域を活性化」を構想、「竹とんぼを一斉に飛ばすギネス世界記録挑戦」を企画した。

 挑戦にはNPO法人「京都・深草ふれあい隊 竹と緑」会長の佐々木幹夫さんが、竹とんぼ教室の開催や竹とんぼを1500本作るなど、協力して支えた。

 これまでの同ギネス世界記録は、2016年の夏に富山県で達成された410人。当初は記録を破るために必要な目安として450人の参加者を目標としていたが、この日は親子連れや友人グループなど、目標を大幅に上回る640人が参加。この日、66回目の誕生日を迎えた門川大作京都市長も参加した。

 挑戦に先立ち「挑戦の制限時間は15秒。その15秒以内に無事竹とんぼを飛ばす事が出来た人数をカウントする」とギネス世界記録・公式認定員の岩下令さんが説明。その他、ギネス世界記録に認定されるには、入場や途中退場の方法など、細部にまでチェックがされる。

 15時20分、岩下さんのカウントで一斉に竹とんぼが飛ばされた。そして約25分の審査の後、参加者やスタッフが固唾を呑んで見守る中、岩下さんから「631人が飛ばして見事にギネス世界記録達成」と結果が発表されると、大歓声と拍手が湧きあがった。感動して涙を流すスタッフの姿も見られた。

 続いて同実行委員会・会長の大山謙一さんに認定書が渡され、参加者で記念撮影をして挑戦イベントは終了した。

 大山さんは「達成できてホッとした。昨年の準備段階から支えて頂いた方々や、参加者の皆さんと喜びを分かち合えるのはこの上ない幸せ。これをきっかけに『深草を竹とんぼの里』として更に盛り上げていきたい」と話す。

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