京都伏見区のまちの語り場「伏見をさかなにざっくばらん」（通称「ふしざく」）の1年間の活動を発表する「ふしざく祭り」が3月12日、伏見区総合庁舎で行われた。

　伏見に住んでいる人だけでなく、伏見に通っている人など、伏見に縁のある人たちが集まり、参加者が伏見についての思いをざっくばらんに話し合い、ワークショップ形式で議論しながら、まちづくり活動を行っていくのが「ふしざく」。議論する中で、やりたいことについて賛同者同士が集まって自然にチームができ、チームごとにそれぞれの課題、やりたいことに取り組んでいる。その各チームの1年間の活動成果などを発表する場である「ふしざく祭り」は今回で4回目。

　伏見の魅力的な人々にスポットを当てフリーペーパーを発行しているチームや、伏見の昔話や出来事を冊子にまとめて発行しているチーム、「賭けない、飲まない、吸わない」をモットーに健康的にマージャンを楽しむチーム、日本酒で有名な伏見の特徴を生かして日本酒と音楽をキーワードに活動するチーム、伏見の歴史にスポットを当てたマップを作りボランティアガイド育成にも取り組んでいこうとしているチーム、ゆるキャラを通して活動するチームなど、各チームの活動内容はさまざま。総勢12チームが2015年度の活動について、趣向を凝らして熱弁を振るった。

　チーム活動の内容発表以外にも、よし笛の演奏、伏見桃山城のゆるキャラのネーミング発表、表彰式なども行われた。伏見桃山城のゆるキャラは「伏見もも丸」、愛称「もも丸」に決まり、名付け親の受賞者をはじめ多くの人が「もも丸」と一緒に記念撮影を行った。

　地元への熱い思いがあふれ持ち時間の5分では収まり切らず、持ち時間をオーバーしてしまう人も数人いたが、全体を通してほぼ予定通りに進み、最後は参加者一同で記念撮影を行い第4期の「ふしざく祭り」は終了した。

■伏見をさかなにざっくばらん活動場所
伏見区総合庁舎1階（京都市伏見区鷹匠39番地2）