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京都・伏見に日本酒と地ビールの醸造を同時見学できる施設 黄桜の新たな試み

京都初の地ビールとして造られた「京都麦酒」

京都初の地ビールとして造られた「京都麦酒」

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 京都・伏見区の黄桜が8月18日、新施設「黄桜 伏水蔵(ふしみぐら)」を25日にオープンすると発表した。

黄桜 伏水蔵(ふしみぐら)

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 本社敷地内にある同施設は5階建てで、延べ床面積5050.52平方メートル、工場見学を行っている大手酒造メーカーでは国内で初めて、日本酒と地ビールの醸造行程を同時に見学できる施設となり、国内外から年間20万人の来場者を想定している。

 同施設の2階には地ビール醸造所、4階には地ビール充填(じゅうてん)ライン、5階には吟醸蔵を備え、いずれもガラス越しに見学が可能。各所に工程を説明したパネルなどが設置され、初めて訪れた人にも酒造りが理解しやすくなっている。

 1階エントランスでは京都の美しい映像を流し、2階には出来たての日本酒、地ビールや京料理を楽しめるレストラン(200席)の他、同施設限定商品などが並ぶお土産ショップを開設。3階では同社のカッパキャラクターや商品にまつわるエピソード、同社の歴史を紹介。階段にはカッパキャラクターのユニークな絵が多数飾られるなど、見どころが多い施設となっている。

 希望者は、瓶、パックへのお酒の充填などを行っている別棟の第3工場を見学することもできる。

 同社の松本真治社長は「国内外のお客さまに当社の清酒造りに対する姿勢や、地ビールに対するこだわり、歴史を見ていただき、レストランで出来たてのフレッシュなビールやおいしい日本酒、料理を楽しんでいただきたい。この施設を通して地域の活性化のお役にも立てれば」と話す。

 開館時間は10時~16時。入館無料。要予約で、「伏水蔵」見学受付係(TEL 075-644-4488、FAX 075-606-2073)で受け付ける。

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